移動平均線

FXのテクニカルを勉強するなら『GMMA』

皆さんは株や為替、FXをしたことがあるでしょうか。

株やFX、為替では、様々なトレード方法があります。

テクニカル分析やファンダメンタル分析がその一例です。

しかし、単にテクニカル分析、ファンダメンタル分析といっても、その中には無数の種類があることをご存じでしょうか。

例えば、テクニカル分析ではゴールデンクロス、、ダブルトップ、ダブルボトム、一目均衝表、ボリンジャーバンドなどがあります。

また、ファンダメンタル分析では、決算書(財務諸表)、損益計算表、賃借対照表を考慮して分析を行います。

ここでは、その中でも、テクニカル分析にあたるGMMA(ガンマ)分析手法について解説していきます。

この記事を読めば、GMMA分析についての概要を理解していただけると思います。

GMMAとは

GMMA(Guppy Multiple Moving Average )とは日本語で言えば、複合型移動平均線と呼ばれます。

その名の通り、指数平滑移動平均線(EMA)を12本同時に表じさせて、為替や株のトレンドを視覚的に分析するインジケーターです。

指数平滑移動平均線とは単純移動平均線よりも直近の価格に比重を置いた移動平均線です。

そのため、単純移動平均線と比べると、相場の動きに素早く反応するといった特徴があります。

GMMAとは、パラメータの違う指数平滑移動平均線を同時に12本表示させて、売買のタイミングを判断することができる移動平均線のことです。

12本のうち、6本が長期移動平均線で、それ以外の6本が短期移動平均線で構成されています。

これらの移動平均線を把握しながら、長期GMMAである6本のトレンドラインで長期の売買を評価します。

また、残りの短期GMMAである6本で、短期のトレンドの動向を確認できます。

そのため、長期的な売買でも短期売買でも利用できる指標です。

このGMMAはもともとは、オーストラリア人であるダリルガッピーによって開発されたテクニカル指標で、株式投資向けに運用されていました。

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GMMAの特徴

普通の移動平均線では、ゴールデンクロスとデッドクロスの部分が売買をするタイミングになりますが、GMMAでは平均線のクロスよりも短期移動平均線と長期移動平均線の位置関係と形状でトレンドの状態を判断します

またGMMAで利用されるパラメータは以下の通りです。

短期移動平均線のパラメータ

設定:3、5、8、10、12、15

目的:短期間における投機筋の売買動向を把握し、大きなトレンドの中での短期的な価格推移を判断する

長期移動平均線のパラメータ

設定:30、35、40、45、50、60

目的:長期間における投資家の売買動向を把握するもので、大きなトレンドの方向性やトレンドの強弱の判断をする

 

以上のように各短期移動平均線(短期GMMA)と各長期移動平均線(長期GMMA)を同時に表示させてトレンドの判断を行うのがGMMA分析法です。

 

GMMAのメリット

GMMAのメリットは3つです。

  1. トレンド方向感が分かる。
  2. トレンドの強弱が分かる。
  3. トレンドの転換点がある。

各メリットについて詳しく説明します。

GMMAのメリット|トレンドの方向感がわかる

 

 

トレンドの方向感は、短期GMMAと長期GMMAが同じ方向を向いているかどうかで判断できます。

例えば、短期GMMAと長期GMMAが上向きならば、相場が上昇トレンドなります。

逆に、短期GMMAと長期GMMAが下向きならば、相場が下降トレンドになります。

 

GMMAのメリット|トレンドの強弱がわかる

トレンドの強弱は、短期GMMAと長期GMMAのトレンドの離れ具合によって把握できます。

例えば、短期GMMAと長期GMMAが離れた位置関係にある時は、そのトレンドが強いことを示します。

逆に、短期GMMAと長期GMMAの位置関係が狭いところは、そのトレンドが弱いことを指しています。

また、各GMMA同志の位置の離れ具合も、相場が上昇トレンドなのか、下降トレンドなのかを知る為の指標となります。

 

GMMAのメリット|トレンドの転換点がわかる

GMMA上での転換点とは、短期GMMAと長期GMMAがブレイク(交わる)する場所が転換点です。

ただし、短期GMMAと長期GMMAではっきりとトレンドが切り替わる訳ではなく、上昇トレンドに切り替わるかと思いきや、レンジに入ってしまったりすることもあります。

そのため、GMMAはあくまで指標であるといことを頭の片隅に置いておく必要があります。

 

GMMAのデメリット

GMMAを利用する上でのデメリットは以下の3つです。

  1. レンジ相場での利用が難しい
  2. ローソク足が見えにくくなる。
  3. 基本的な手法が分からないと使えない

各デメリットについて詳しく解説します。

 

GMMAのデメリット|レンジ相場での利用が難しい

レンジの相場ではGMMAでの利用は不向きです。

レンジ相場だと、短期GMMAも長期GMMAも横ばいになっています。

そのため、相場のトレンドを把握することができかねるケースもあります。

もともと、レンジの相場でトレンドの方向感覚を見つけ出すのは至難の技なので、GMMAでも同様にレンジ相場でのトレンドを発見することは難しいのは仕方ないことです。

 

GMMAのデメリット|ローソク足が見えにくくなる

短期GMMAが6本、長期GMMAが6本、計12本の移動平均線を常に表示しているので、ローソク足の表示が見えにくくなります。

そのため、GMMA初心者にとっては、トレンドを把握することが困難なこともありえます。

GMMAの色合いを変更して、自分にとって使いやすい色を探るのも良いかもしれません。

 

GMMAのデメリット|
基本的な手法が分からないGMMAが使えない。

これはトレンドの方向や強弱がGMMAから分かったとしても、取引の基本手法が分からないと、あまり意味がないということです。

例えば、株、為替、FXに共通している押し目買いという売買手法や、逆張りや順張りといた基本的な手法が分かっていないと、移動平均線をたくさん並べただけのチャートを作ることになってしまいます。

そのため、GMMAの利用方法を勉強すると同時に、基本的な売買手法も学びましょう。

そうすることで、GMMAの移動平均線が持つ意味をより明確に理解できるでしょう。

 

GMMAの使い方

GMMAはトレンドの方向を確認するために活用されます。

ここではGMMAを使って基本的なトレンドを捉える方法について紹介します。

  1. 長期視点のトレンドを捉える
  2. ライン幅の収縮度を見計らってトレンドの強さを把握する。
  3. 長期GMMA束と短期GMMA束の幅からトレンドの強さを把握する。

 

①長期視点のトレンドを捉える

長い時間軸のトレンドを把握するために、長期GMMAの6本の線を利用します。

  • 長期GMMAが上向き⇒上昇トレンドが発生している
  • 長期GMMAが下向き⇒下降トレンドが発生している

 

②長期GMMAと短期GMMAのライン幅によるトレンドの把握

トレンドの強さを、GMMAの各線同士の幅(線と線の距離)によって予測します。

  • 各線同士の幅が広い⇒そのトレンドが強い
  • 各線同士の幅が狭い⇒そのトレンドが弱く、トレンドが転換する可能性がある

 

③長期GMMA束と短期GMMA束の幅からトレンドの強さを把握

長期GMMAの束(長期GMMA6本)と、短期GMMA(短期GMMA6本)の束の間の幅を見る使い方です。

  • 短期と長期の束の間隔が広い→トレンドが強い
  • 短期と長期の束の間隔が狭い→トレンドが弱い

トレンドが弱い持ち合い状態になると、長期GMMAと短期GMMAとの幅が無くなり、一点に収束します。

この状態でのエントリーは避けた方が良いでしょう。

エントリーするなら、現状どのようなトレンドなっているか明確になっている時に、売買することが望ましいです。

 

まとめ

GMMAとは特殊な移動平均線を12本利用してトレンドを分析するテクニカル分析の一つであることが分かっていただけたと思います。

株や為替、FXやCFDなどにも利用できるので、好んで利用される方もおられると思います。

ですが、あくまで指標であることを忘れずに実際のトレードを行うことが良いでしょう。

相場は水ものです。急激な価格の高騰や急落はGMMAでは示唆することができないません。

実際のトレードでは、相場のトレンドが明確になっていると時に、エントリーするのが賢い運用の仕方になるでしょう。

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