FXトレードをするにあたって必ず勉強しておきたい「通貨」に関する基礎知識編。
目次
通貨の勉強
通貨の勉強①
「世界の基軸通貨」USD
FXトレードをするにあたって、理解しておきたい用語の一つです。
基軸通貨とは、
国債為替市場で中心に扱われている通貨のこと。
Wikipediaより。
モノ・情報の取引の決済方法の中心にあるということです。
基軸通貨は世界中の基準となる通貨であるため、流動性が高く通貨として価格が安定しているものが条件となっています。
現在はUSD(米ドル)がそれに当たります。
(参考:世界の為替取引量調査)
世界の為替取引量調査(3年に1度の調査)によると、世界の通貨の44.15%は米ドルが流通している状況です。
次いで取引量が多いユーロは16.15%であることからも米ドルの流通量の高さが伺えます。
基礎通貨の役割を海外旅行をもとに説明すると、
流通量の少ない通貨の国に旅行に行くとき、日本で換金できる場所が限られており換金できなかったとします。
この時日本円を基軸通貨である米ドルに換金しておくと、現地で米ドルから現地の通貨に換金が可能です。
そのため米ドルの値動きは必ず注目しておく必要があるでしょう。
米ドルについては、別ページで詳しく解説していますので、併せてチェックしてみてください。
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通貨の勉強②
ドルストレート・クロス円
ドルストレート・クロス円とは、通貨ペアの組み合わせに関する単語です。
FXをするにあたっては覚えておきたい用語の1つです。
ドルストレート
ドルストレートとは、USD/EURのように米ドルと米国以外の通貨の組み合わせの通貨ペアをさします。
「基軸通貨を直接使って交換する」ということからそう呼ばれています。
ドルストレートの通貨ペアの例
USD/JPY、EUR/USD、GBP/ USD、USD/CHF、USD/ CAD・・・
クロス円
一方、EUR/JPYのように米ドル以外の通貨と日本円を交換する通貨ペアを「クロス円」と呼びます。
クロス円は、ユーロと円を直接交換しているのではなく、一旦米ドルに換金するというクッションを挟むことで可能になっている取引です。
EUR/JPYをもとに解説をすると、
EUR/JPYは、ユーロと日本円の交換取引ですが、
日本円を一旦米ドルに換金してから米ドルとユーロの交換取引をしていることになります。
クロス円の通貨ペアの例
EUR/JPY、GBP/JPY、CHF/JPY、CAD/JPY・・・
通貨の勉強③
FX初心者がこれだけは覚えておきたいメジャー通貨
通貨の種類は沢山あり、アルファベット表記に慣れない人も多いと思います。
主要通貨として覚えておきたい通貨を7つ紹介しておきます。
- USD(米ドル)
- EUR(ユーロ)
- GBP(英ポンド)
- JPY(日本円)
- CHF(スイスフラン)
- CAD(カナダドル)
- AUD(豪ドル)
(上記のリンクをタップすると、各通貨の特徴が勉強できます)
基軸通貨の項でも示したように、世界の貿易取引は上記に挙げた7通貨で決済されることがほとんどです。
通貨の流動性がとても高い通貨といえます。
上記に挙げた通貨の国はG7に含まれている国がほとんどであることからも重要な国・通貨であることがわかります。
(G7:フランス、アメリカ、イギリス、ドイツ、日本、イタリア、カナダ)
略称までしっかり覚えておきましょう。
通貨の勉強④
FX初心者が知っておきたい通貨ペアの選び方POINT
FX初心者の通貨の選び方です。
選び方のPOINTをチェックしていきましょう。
通貨ペア選ぶPOINT:取引量
取引量の多い通貨は、売りたい人・買いたい人が多いことを示します。
注文が通り安く、価格も安定しやすくなる特徴があります。
取引量の低い通貨は急騰急落する危険も高いためおすすめできません。
(参考:世界の為替取引量調査)
流通量の多いドルストレートの通貨ペアを中心に取引量が多いことは明らかですが、
クロス円の通貨ペアの取引量は多いものでも全体の1.7%(ユーロ円)あることがわかります。
通貨ペア選ぶPOINT:スプレッドの狭さ
スプレッドとは、買値(Ask)と売値(Bid)の差額です。
スプレッドが大きいと決済した際の利益がその分減ってしまうためトレードにおいては重要です。
スプレッドは同じ通貨ペアでもFX会社によっても差があるため、口座開設の時点で意識しておきたい注目ポイントでもあります。
当サイトで口座開設をおすすめしているXMTradingのスプレッドはこちらからご覧いただけます。
他に開設を迷っている口座がありましたら各社公式HPから確認ください。
通貨ペア選ぶPOINT:ボラティリティ(値動きの大きさ)
値動きがない通貨は価格変動による利益を上げづらくなります。
ボラティリティの高すぎる通貨は、損失も大きくなりやすいため、注意が必要です。
通貨ペア選ぶPOINT:情報量の多さ
経済的なニュースは通貨の価格変動にも影響を与えます。
そのため各国のニュースがどの程度得られやすいかも重要です。
通貨の変動に関連するニュースは様々です。国際問題、自然災害、雇用統計など。
情報の透明性が低い通貨はおすすめできないので、情報量を得られやすい国の方を選ぶようにしましょう。
通貨の勉強|まとめ
- 世界で1番流通量が多い通貨は米ドル(世界中の通貨の約44%を占める)
- ドルストレート=米ドルとそれ以外の通貨の組み合わせのこと
- クロス円=日本円と米ドル以外の通貨の組み合わせのこと
- FX初心者が最低限覚えたい通貨は、USD、EUR、GBP、JPY、CHF、CAD、AUD
- FX初心者が取引に選ぶ通貨ペアのポイントは、取引量、スプレッド、ボラティリティ、情報量
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